教育部概要

自然科学研究科棟

近年の科学と技術においては、複雑・多様化する社会に対応するために、従来の学問体系に留まらない新しい境界領域・融合領域・学際領域の開拓が求められています。このような境界・融合・学際領域を創出・発展させて行くためには、高度な専門性に加え、他領域を理解するための広範な基礎知識が必要です。これらの要請に応えるため、自然科学教育部は、平成30年度に以下のように改組を行いました。

 

各学問分野における広範かつ確固たる基礎学力に裏付けられた専門性を身に付けるために、学部から博士前期課程までの6年一貫的教育を念頭に、学部から連続する形で理学系1専攻(理学専攻)、工学系4専攻(土木建築学専攻、機械数理工学専攻、情報電気工学専攻、材料・応用化学専攻)からなる博士前期課程を設置しました。さらに、理学部・博士前期課程理学専攻で培った「論理的思考力と本質を見抜く観察・洞察力」を自らの主体的な取組みにより深化させる理学専攻と、工学部・工学系博士前期課程専攻で培った「社会の要請に応えるために必要な高度な知識と技術」をより確固たるものにし、自らの創造的な取組みにより深化させる工学専攻の2専攻からなる博士後期課程を設置しました。

 

各専攻における高度かつ確実な専門教育に加え、他分野との相互理解のもと境界・融合・学際領域の創出を推進し、俯瞰的な立場からさまざまな問題に対処しうる資質を涵養するために、国内外の大学・研究機関・企業から講師を招いて講義を行う大学院教養教育科目を総合科学技術共同教育センター(Grobal Joint Education Center: GJEC)に配置している。GJECには、研究開発リーダーや起業家を育成するための「イノベーションリーダー育成プログラム」、海外の研究者と連携し、グローバルなマインドを持ち世界の学術研究を牽引できる卓越した博士人材の育成を目的とする「研究者養成コース」と大学と企業が連携してイノベーションをリードする博士企業人の育成を目指す「産学協働教育コース」の2つのコースで構成される「Aim-Highプログラム」を配置しています。さらに、英語のみで学位取得が可能な国際共同教育プログラム(International Joint Education Program: IJEP)を設けています。そこでは多くの留学生を受け入れ、日常的に留学生と交流することで、さまざまな生活習慣、宗教などを相互に理解し合うためのグローバルなマインドを育成する土台を構築しています。

 

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研究風景

このように本教育部は、確実な専門性と、国際性豊かで他分野と協働して問題に立ち向かう能力と姿勢を培うための大学院教育を実践する体制を整えています。