熊本大学大学院自然科学教育部においては、産業界のニーズに応える人材を育成するという観点も視野に入れつつ、創造的人材の育成を目指して教育・研究の機能強化に努めています。その一環として、従来の短期間の就業体験に近いインターンシップとは異なり、大学院学生が2,3ヶ月から長くは2年間の長期にわたり産業界と密に連携して人材育成をする「研究型インターンシップ」を授業科目として全国に先駆けて実施しています。
この「研究型インターンシップ」は、インターンシップを通じて大学と企業・官公庁等との連携をいっそう促進して大学における教育・研究内容の改善と充実を図るとともに、企業等の現場において専門分野における高度な知識・技術を駆使・修得することで実社会への適応能力のより高い実践的な人材の育成を目的としています。さらに、国際的な視野を育成する目的も包含する「海外研究型インターンシップ」も積極的に斡旋し、本教育部の目標である「国際的に魅力ある大学院づくり」を推進することにしています。
また、毎年、大学院学生が研究型インターンシップにおいて修得した成果を、受入れ先企業の体制やプログラムとともに公表し、評価を受ける成果発表会を実施しています。

研究型インターンシップの流れ

実績(過去5年間の参加学生数)

2018年 126名
2019年 104名
2020年 30名
2021年 24名
2022年 81名

※過去の主な実施先企業一覧

ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング株式会社、パシフィックコンサルタンツ株式会社、日本工営株式会社、トヨタ自動車株式会社、川崎重工業株式会社、株式会社構造計画研究所、八千代エイジニヤリング株式会社、広島アルミニウム工業株式会社、株式会社竹中工務店、株式会社オーイーシー、日産自動車株式会社、シスコシテシムズ合同会社、株式会社キグチテクニクス、三菱製鋼株式会社、株式会社日立金属、国立研究開発法人産業技術総合研究所、ヤマハ熊本プロダクツ株式会社、Institut Teknologi Sepuluh Nopember、NTHU Institute of Nano Engineering and Micro System QMEMS、Universidad Autonoma de Nuevo Leon

研究型インターンシップ 博士前期課程学生用(各種様式)

研究型インターンシップ 博士後期課程学生用(各種様式)

ジョブ研究型インターンシップ

『ジョブ型研究インターンシップ』とは産業界と大学が協力して実施する長期・有給・ジョブ型のインターンシップ制度です。

制度の特徴として、

  • 01)長期・有給・ジョブ型のインターンシップ

  • 02)正規の教育課程として実施

  • 03)インターンシップ評価が採用・就職に活用される

参加するメリットは

  • 01)給与と単位認定が得られる

  • 02)先端的な研究プロジェクトや実践的な業務を体験できる

  • 03)自らの専門性やスキルが産業界でどう役に立つか体感できる

  • 04)チームで仕事を進める実践力を養成できる