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2023年度 「データ駆動型社会を担う人材育成プログラム」募集要項
「データ駆動型社会を担う人材育成プログラム」は、ビッグデータを扱うものづくり科学と最新情報科学を研究開発の現場で連携できる人材を育成するプログラムです。2023年度が最終年度となります。
1. データ駆動型社会を担う人材育成プログラムの目的
日本は、人口減少・少子高齢化等の社会問題に直面する「課題先進国」である一方、それは、データと革新的情報科学の活用によって、社会問題の課題解決と新たな価値創造をもたらす大きなチャンスを迎えているとも考えることができます。
データ駆動型社会を担う人材育成プログラム(本プログラム)は、今後、情報を基盤としたデータ駆動型社会において、基盤的リテラシーとなる数理・データ科学の基礎と応用の素養を持つ若手人材の育成を行います。情報処理技術の発展で、計測データなどの解析方法は進化しつつあります。しかし、実際にどの方法を適用すれば良いかはケース・バイ・ケースで、実際に計測データを取り扱う研究者や技術者と、データ解析方法に精通したデータサイエンスト(情報技術者)との橋渡しをする人材が必要です。本プログラムは、そのような人材を育成することを目的とし、様々なものづくりや科学研究の現場で、データ駆動型のアプローチで新たな価値を創造する人材を育成することを目的とします。
2. 本プログラムの構成
本プログラムで開講される科目は全て、Zoomを用いた遠隔授業で、その録画のオンデマンド受講も可能です。
本プログラムの修了を希望する場合、履修期間は2年間とします。ただし2022年度に履修開始した方は2023年度までの2年間、2023年度に履修開始した方は1年間とします。また、学位取得の妨げとならないように履修期間に渡って履修計画を立てることが求められます。
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【主な科目名】(詳細は、「2023年度開講科目」を参照)
- 【必修科目(必修2単位)】
- ・データ駆動科学概論と実践
- 【選択科目(選択1単位)】
- ・データ駆動科学A「データ駆動科学入門」
・データ駆動科学B「機械学習概論と判別・クラスター分析」
・データ駆動科学C「データ駆動科学を用いた物質科学」
・データ駆動科学D「地球科学におけるデータ駆動の実践」
・データ駆動科学E「データ同化の基礎と応用」
・データ駆動科学F「パターン認識と深層学習の基礎と応用」
・データ駆動科学G「地盤工学における機械学習:基礎と応用」
・データ駆動科学H「材料設計計算工学とデータ駆動科学」
・データ駆動科学I「生態学における:種・個体数・環境の多変量解析」
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【実践に伴うFollow up制度】
本プログラムの科目の科目等履修生を含めた受講者は、座学の講義を終えた後の2ヶ月間、各科目の担当者によるFollow upを受けることができます。
- ・Follow up を受けることができる期間
- 各科目の遠隔授業が終了後の2ヶ月間。ただし年度内とします。
- ・Follow up を受ける方法
- 本プログラムが用意した研究開発用SNS(Social Network Service)のSlackを介して行います。
3. 募集対象
計測データのデータ処理・解析に悩んでいる大学院生や、研究開発で機械学習等の情報科学を活用したいと考えている大学院生。また同様の目的を持った企業等の技術者、研究者等。
本プログラムの修了認定を受ける応募資格は「4. 応募資格」の通りです。また、本プログラムの修了認定を希望しない方も【必修科目】、【選択科目】に関わらず、実践に伴うFollow up制度も含み自由に受講できます。受講者数の上限は設定しません。
2023年度に本プログラムで開講される科目は、「7. 2023年度開講科目」に記載した科目とします。
4. 応募資格
本プログラムが開講する科目の単位認定、本プログラムの修了認定を希望する者は、次のいずれかに該当する必要があります。
- (1)熊本大学大学院自然科学教育部 博士前期課程/博士後期課程 大学院生
熊本大学大学院自然科学教育部の博士前期課程ならびに博士後期課程の大学院生は受講可能です。ただし本プログラムの修了認定に関わる履修期間と条件は以下のとおりです。
- 2022年度に履修開始した大学院生は2022年度~2023年度の2年間です。
2022年度に博士前期課程2年の大学院生で、2023年度に博士後期課程へ進学した方も継続して履修可能で、その2年間で本プログラムの修了認定を行います。 - 2023年度に履修開始した大学院生は2023年度の1年間です。
- 2022年度に履修開始した大学院生は2022年度~2023年度の2年間です。
- (2)熊本大学大学院自然科学教育部以外の本学大学院生
- 熊本大学の大学院生は受講が可能です。ただし、大学院自然科学教育部以外の大学院生では、本プログラムの修了認定は行いません。単位認定については、現在検討を行っています。
- (3)科目等履修生
科目等履修生で次のいずれかに該当する者も受講可能です。
- 学校教育法(昭和22年法律第26号)に定める大学を卒業した者
- 学校教育法第104条第4項の規定により学士の学位を授与された者
- 本プログラムの修了認定に関わる履修期間は2023年度の1年間です。また、科目等履修生の出願期間は2023年2月13日~2月15日です。
- 事前相談の時期等、出願に当たっては、事前に以下の『研究生・科目等履修生「出願要項」』を参照し確認をお願いします。)
参照:https://www.kumamoto-u.ac.jp/nyuushi/sonota/shakaijin/seikikateigai/seikikateigai_file/2023_hiseiki.pdf
(参考)検定料(予定額):9,800円
入学料(予定額):28,200円
入学料授業料(予定額):(1単位)14,800円
5. 募集期間および応募(受講)手続
- (1)募集期間:2023年4月1日(土)~4月28日(金)
- (2)熊本大学の大学院生で受講を希望する場合は、自然科学教育部・大学院教務担当へ受講申請を行ってください。企業等の技術者、研究者等の方々で受講を希望する場合は、本プログラム事務室(ddsoffice@kumamoto-u.ac.jp)へお問い合わせください。
6. 本プログラムの修了要件
本プログラムを履修し、以下の修了要件を満たした者に対し本プログラムの修了書を発行します。
◯ 2022年度に履修開始した方
- (1)【必修科目】2単位の合格
- (2)【選択科目】4単位以上の合格
- (3)1件以上の【実践に伴うFollow up制度】の利用
- (4)Follow up制度の結果として、1件以上の秘匿情報を含まない成果物のレポート提出およびその合格
◯ 2023年度に履修開始した方
- (1)【必修科目】2単位の合格
- (2)【選択科目】2単位以上の合格
- (3)1件以上の【実践に伴うFollow up制度】の利用
- (4)Follow up制度の結果として、1件以上の秘匿情報を含まない成果物のレポート提出およびその合格
7. 2023年度開講科目(予定)
2023年度開講科目はこちら
8. 問い合わせ先
- 本プログラム学内コーディネータ : 赤井一郎・産業ナノマテリアル研究所・教授
- TEL : 096-342-3296
Email : iakai[at]kumamoto-u.ac.jp - 本プログラム事務室
- TEL : 096-342-3806
Email : ddsoffice[at]kumamoto-u.ac.jp - 大学院教務担当
- TEL : 096-342-3013・3016(ダイヤルイン)
※メール送信の際は、[at]は半角「@」に変更してください。