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講義概要

国内大学院連携分野

・Volcanology

All aspects of volcanism are discussed in this class.

  1. Distribution of volcanoes (Where do magmas come from)
  2. Volcanic landforms (How to tell volcanoes from others)
  3. Volcanic products (What come out of volcanoes)
  4. Volcanic phenomena (What happens when volcanoes erupt)
  5. Types of volcanic eruptions (Explosive vs. Effusive volcanism)
  6. Studying recent eruptions
  7. Mitigation of volcanic hazards
  8. Blessings of volcanism
  9. Your presentation on the topic of volcanology, questions and answers

・月惑星探査データ処理解析学

2007年に打ち上げられ、2009年にその観測を終えた月探査機SELENE(かぐや)には、15の観測機器が搭載された。その中には、高度100kmから10mの解像度でステレオ視をする地形カメラ(TC)、可視域5バンド20m解像度と近赤外域4バンド60m解像度撮像可能なマルチバンドイメージャ(MI)などが搭載された。
本講義では、SELENE搭載のデータの利用・解析を通して、月探査、月科学を学ぶ。実際の講義では、以下のような内容で行う。ただし、順番は異なることがある。Windows7以上の個人パソコンならびにUSBメモリがあれば,持ち込み・利用を推奨。

  1. 月探査の歴史概論
  2. 月の地形・地質概論
  3. 月探査データ概論
  4. 月探査データ処理解析実習(1)~データの取得
  5. 月探査データ処理解析実習(2)~データの解析準備
  6. 月探査データ処理解析実習(3)~データの解析
  7. 月探査データ処理解析実習(4)~解析結果の評価,プレゼンテーション,質疑応答

・ポストシリコン半導体デバイス~ノーベル賞に向かって~

半導体の集積密度は18~24ヶ月で倍増する、というムーアの法則に代表されるように、Siデバイスはその集積度をますます上げつつあるが、近未来において、その限界に達すると考えられる。このような状況を講義するとともに、その回避策についても論じる。

  1. シリコンデバイスの限界
  2. ジョセフソンコンピューター実現に向けたデバイス開発基礎研究
  3. 量子コンピュータ
  4. スピントロニクス

・連続体力学特論

「連続体力学特論」という講義は、工学の基礎科目である力学の一分野である。本講義では、主として材料の塑性変形原理及び、変形と変形荷重の関係を解明する塑性力学の内容を教授する。また、塑性加工分野における世界的な最先端技術を紹介する。講義は以下の三つの内容を含む。

  1. 材料の格子種類、結晶構造と転位論からの材料変形の原理を解読する。ミクロン世界での材料構造や変形のイメージを描く。
  2. 材料変形について、数学のテンソルを用いて3次元の概念で連続体の力学的状態を説明し、その諸量の性質やそれらの間の基本的な関係を解明する。また、幅広く応用されている有限要素法に関連した講義を行う。
  3. 塑性加工分野における最先端技術として,3D プリンタによる塑性成形、流体鍛造やサーモプレス加工などの世界的な動向の紹介を講義に取り込む。

・再生可能(自然)エネルギー

今日の地球環境時代、環境負荷の小さい快適な都市・建築の創造のためのバイオクライマティックデザインがテーマです。主な内容は、バイオクライマティックデザインの規範、具体的デザイン手法とその効果について解説するとともに、バイオクライマティックデザインの事例について、世界及び日本の気候風土との関係を議論しながら紹介します。また、デザインのための感性を磨くために、キャンパス内で、液晶温度計を用いた微気象測定とクールスポットの体験を行います。

1) 地球システム
地球(大気圏、気圏、水圏、岩石圏)の概要など
2) 太陽光・風力発電
太陽光や風力発電の歴史と仕組み
3) 地熱発電
地球の熱エネルギー、発電への歴史と仕組み
4) 地中熱利用
地下水の有効利用としての地中熱利用の仕組み
5) エネルギー(資源)開発
資源の探査から開発

・スピントロニクスとスピン流の物理入門

今から10年前、2007年のノーベル物理学賞は磁気ハードディスクの小型化をもたらした「巨大磁気抵抗効果」に対して贈られました。微小な磁石の性質を利用するテクノロジー「スピントロニクス」は今もなお進化し続け、現在では、磁気の流れである「スピン流」の基礎物理が様々な分野から大きな注目を集めています。この講義では、「スピントロニクス」の簡単な紹介からスタートし、「スピン流」の物理の面白さを解説することを目指しています。