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- 2024年度開講科目一覧 List of Classes 2024
- 国内大学院連携分野
講義概要
国内大学院連携分野
・Volcanology
All aspects of volcanism are discussed in this class.
- Distribution of volcanoes (Where do magmas come from)
- Volcanic landforms (How to tell volcanoes from others)
- Volcanic products (What come out of volcanoes)
- Volcanic phenomena (What happens when volcanoes erupt)
- Types of volcanic eruptions (Explosive vs. Effusive volcanism)
- Studying recent eruptions
- Mitigation of volcanic hazards
- Blessings of volcanism
- Your presentation on the topic of volcanology, questions and answers
・月惑星探査データ処理解析学
2007年に打ち上げられ、2009年にその観測を終えた月探査機SELENE(かぐや)には、15の観測機器が搭載された。その中には、高度100kmから10mの解像度でステレオ視をする地形カメラ(TC)、可視域5バンド20m解像度と近赤外域4バンド60m解像度撮像可能なマルチバンドイメージャ(MI)などが搭載された。
本講義では、SELENE搭載のデータの利用・解析を通して、月探査、月科学を学ぶ。実際の講義では、以下のような内容で行う。ただし、順番は異なることがある。Windows7以上の個人パソコンならびにUSBメモリがあれば,持ち込み・利用を推奨。
- 月探査の歴史概論
- 月の地形・地質概論
- 月探査データ概論
- 月探査データ処理解析実習(1)~データの取得
- 月探査データ処理解析実習(2)~データの解析準備
- 月探査データ処理解析実習(3)~データの解析
- 月探査データ処理解析実習(4)~解析結果の評価,プレゼンテーション,質疑応答
・ポストシリコン半導体デバイス~ノーベル賞に向かって~
半導体の集積密度は18~24ヶ月で倍増する、というムーアの法則に代表されるように、Siデバイスはその集積度をますます上げつつあるが、近未来において、その限界に達すると考えられる。このような状況を講義するとともに、その回避策についても論じる。
- シリコンデバイスの限界
- ジョセフソンコンピューター実現に向けたデバイス開発基礎研究
- 量子コンピュータ
- スピントロニクス
・連続体力学特論
「連続体力学特論」という講義は、工学の基礎科目である力学の一分野である。本講義では、主として材料の塑性変形原理及び、変形と変形荷重の関係を解明する塑性力学の内容を教授する。また、塑性加工分野における世界的な最先端技術を紹介する。講義は以下の三つの内容を含む。
- 材料の格子種類、結晶構造と転位論からの材料変形の原理を解読する。ミクロン世界での材料構造や変形のイメージを描く。
- 材料変形について、数学のテンソルを用いて3次元の概念で連続体の力学的状態を説明し、その諸量の性質やそれらの間の基本的な関係を解明する。また、幅広く応用されている有限要素法に関連した講義を行う。
- 塑性加工分野における最先端技術として,3D プリンタによる塑性成形、流体鍛造やサーモプレス加工などの世界的な動向の紹介を講義に取り込む。
・再生可能(自然)エネルギー
今日の地球環境時代、環境負荷の小さい快適な都市・建築の創造のためのバイオクライマティックデザインがテーマです。主な内容は、バイオクライマティックデザインの規範、具体的デザイン手法とその効果について解説するとともに、バイオクライマティックデザインの事例について、世界及び日本の気候風土との関係を議論しながら紹介します。また、デザインのための感性を磨くために、キャンパス内で、液晶温度計を用いた微気象測定とクールスポットの体験を行います。
- 1) 地球システム
- 地球(大気圏、気圏、水圏、岩石圏)の概要など
- 2) 太陽光・風力発電
- 太陽光や風力発電の歴史と仕組み
- 3) 地熱発電
- 地球の熱エネルギー、発電への歴史と仕組み
- 4) 地中熱利用
- 地下水の有効利用としての地中熱利用の仕組み
- 5) エネルギー(資源)開発
- 資源の探査から開発
・スピントロニクスとスピン流の物理入門
今から10年前、2007年のノーベル物理学賞は磁気ハードディスクの小型化をもたらした「巨大磁気抵抗効果」に対して贈られました。微小な磁石の性質を利用するテクノロジー「スピントロニクス」は今もなお進化し続け、現在では、磁気の流れである「スピン流」の基礎物理が様々な分野から大きな注目を集めています。この講義では、「スピントロニクス」の簡単な紹介からスタートし、「スピン流」の物理の面白さを解説することを目指しています。