私は植物から放出される化合物の大気における動態の解析や、そのアレロパシーに関する研究に取り組んでいます。日本は国土の2/3が森林であり、また海で囲まれています。森の樹々や海の植物プランクトンから放出される化合物は、PM2.5の形成や昆虫や動物の行動の誘引に関わっています。その解明のため、ラボでの実験や分析法の確立を進める傍ら、立田山の森林、富士山の山頂における大気観測や、北米の大西洋や南極海に赴き海外研究者との共同調査に取り組んでいます。

2019年6月、北米大西洋での海洋観測中の一コマ(釣ったサバの捌き方アメリカの船員に教えています。)