私は半導体装置製造の会社で、半導体を作るための装置の開発を行っています。
私たちの装置には、半導体回路の原板となるガラス基板に、電子ビームを用いて回路図を描画する、フォトマスクを製造します。私たちの作る装置で描いた回路が、世界を動かす半導体を生むのです。
学生時代、限られたテーマに向き合い、目の前のあることに集中できる期間だと思います。何に興味を持って、何がしたくて、そのために何をすべきか、じっくり考えながら行動できる時期があることが貴重だと思います。その中で、将来長い時間をかけて取り組みたいと思えることがあれば最高です。
私は、研究室紹介の時に目にした装置の、目に見えない電子を制御し扱う技術に驚きと感動をしてこの分野の開発をやりたいと強く思いました。
学生時代の頑張りが今につながり、今はその分野の開発を行い、半導体の進化を創りながらも見聞きすることができています。
みなさんも好奇心と共に色んなことを見聞きし、どんどん成長してください。