機械システム教育
プログラム
教育目的
機械システム教育プログラムでは、種々の環境下での機械システムを、複雑化した社会や環境・エネルギーなどの総合的な視野から捉えることのできる高度な専門能力を有する人材を育成する。このために、生産プロセス(コンピュータ技術を駆使した信号の計測処理・システム制御)に関する知識・技術を主とした知的生産システムを中心とする教育研究を通して、高い専門性と問題意識および解決能力を養う。
教育目標
教育目的を達成するために、下記に示す教育目標に従って教育を行う。
- 01.学部教育から大学院博士前期課程までの6年一貫的教育を実践することで、生産プロセスを主とした知的生産システムを中心とする機械システム全般に関する広範な知識を習得させる。
- 02.プレゼンテーション能力およびコミュニケーション能力を育成させる。
- 03.修士論文執筆の際のきめ細かな指導によって、自ら思考し、問題を解決できる能力を獲得させる。
教育の特色
「材料信頼性工学」、「高度成形システム」、「溶接・接合可視化」、「衝撃超高圧・超重力」、「宇宙衝撃工学」、「創造工学」、「計測工学」、「知的ダイナミカルシステム」、「インテリジェント制御」、「自立システム」、「ロボット工学」の11の研究室があります。高温・高圧、衝撃などが加えられるような極限環境における材料の挙動とそれに関連する各種の現象について総合的な教育研究を行います。具体的には、衝撃波の発生・制御、プロセストライボロジ、成形の高精度化、局部的大歪現象などを扱います。また、物理量を限界まで計測し、信号処理で情報を抽出し、システムを数理的に解析し、最適な制御を行うための基礎理論の構築から、機械・電子・コンピュータなどの先端技術を駆使した高度な知能機械システムの実装まで、体系的かつ総合的な教育と研究を行います。
代表的な科目
コンピュータ援用力学、塑性加工学特論、計測工学特論、電子機械特論